こんにちわ!蒼雲龍 碧人(そううんりゅう あおと)です!
実は、私の学生時代からの趣味の一つに、音楽ライブやコンサート等の鑑賞めぐりがあります。
2025年の秋、某関西の地方都市にて開催された、神田将(かんだ ゆき)さんというエレクトーン奏者の演奏会に参加してきました。
そこで今回の記事では、
- 世間ではあまり知られていないエレクトーンの世界の魅力とは?
- 唯一無二のエレクトーン奏者・神田将さんのプロフィール
- 『神田将 エレクトーンリサイタル』のライブレポート
を中心に、丁寧にご紹介していきたいと思います。
神田将は唯一無二のエレクトーン奏者!世界のクラシックファンにも高評価!

- 名前:神田 将(かんだ ゆき)
- 生年:1967年生まれ、東京都出身
- 楽器:エレクトーン(電子オルガン)
- 特徴:1台のエレクトーンでフルオーケストラさながらのサウンドを奏でるスタイル。特にクラシック作品の演奏を得意とし、「電子楽器っぽさ」を感じさせない自然な音色と繊細かつダイナミックな演奏で知られる
- 活動:2006年以降、クラシック専用ホールでのリサイタルを継続。年間100公演超をこなす多忙なコンサートアーティスト
・国際音楽評議会(IMC)総会記念演奏会(東京)や上海国際芸術祭、仙台クラシックフェス、霧島国際音楽祭などに出演 - 共演・評価:サイ・イエングアン(ソプラノ)、姜建華(二胡)などクラシック界トップアーティストとも共演
・世界的オペラ演出家ミヒャエル・ハンペからも高評価
神田将さんは、1台のエレクトーンでフルオーケストラ級の音を創り出す“圧倒的表現力”を持つ奏者で、国内外のクラシックファンからも本格的な演奏家として、高く評価されています。
エレクトーンを“3段鍵盤のシンセ”ではなく、“管弦楽をも自由に描くためのキャンバス”として扱える人は、世界でもほとんどいません。
その代表格が神田将さんだと、今回のリサイタルを鑑賞し、改めて実感させられました。
ピアノ演奏で活動していた25歳の頃、楽器店で初めてエレクトーンと出会った。
引用元:https://ebravo.jp/archives/56479
「私が子どもの頃に音楽教室で触れていたエレクトーンとは完全に別物でした。タッチのタイミングや鍵盤への圧力などで、強弱変化はもちろん、音色の明暗を付けたり、指先を揺らしてヴィブラートをかけられるほど進化していたのです。自在にニュアンスを付けられる楽器として大いに可能性を感じました」
蒼雲龍 碧人神田将さんは、このリズム機能や自動伴奏は使用しないスタイル。
人間のもつ繊細な感性を、エレクトーンを通して聴衆にダイナミックに届けられる、類稀なるアーティストの一人です!
【2025】神田将エレクトーンコンサートのレビュー!まるで1人オーケストラ!
▼当日の小ホールの開演前の一コマ!▼


今回、筆者が鑑賞した2025年秋の神田将さんのコンサートは、オープニングからラストまで「1人オーケストラ」の名にふさわしい迫力で、弦・管・打楽器の細かなニュアンスまで1台で描き切る、圧巻のステージでした。
第一部は映画音楽を中心としたポピュラーな曲を中心に、第二部ではクラシックの大作シンフォニーという“王道クラシックコンサート”的な流れ。
第一部では、筆者は特に「ひまわり」と「シシリエンヌ」の2曲に感動しました。
この2曲は、大人気ゲーム「ファイナルファンタジーⅣ」の劇中曲「ローザ 愛のテーマ」とも通じる様な、美しくも切ないメロディが特徴で、その醸し出す世界観に酔いしれました。



ちなみにFFⅣの「ローザ 愛のテーマ」は、2005年に小学6年生の音楽の教科書に掲載された事でも話題になったそう!
エレクトーンから奏でられる各種様々な楽器の音色の中でも、ギターやチェロ・バイオリン等のストリングス(弦楽器)の音像の再現度が、特にすばらしかった!
音の奥行きが本当に深いなぁ、と感じさせられたのは、電子音楽の最新技術によって、音色の強弱やタメなどの繊細な部分の再現度も、極めてナチュラルな水準になっているからだと実感。



ギターのアルペジオ(弦の音を1音1音鳴らす演奏方法)の、音と音の間の独特のニュアンスの再現も完璧で「何で鍵盤からギタープレイが聴こえるん?!」と驚いてしまいました!
また、フットペダル(足元の鍵盤)の華麗なる足さばきもヤバかった!
両手の複雑な鍵盤プレイはもちろん、それとは別にベース音の役割をテキパキこなす「まるで1人サーカス」な姿に、筆者は口が半開き状態に(笑)。
たしかに演者は1人なのに、オーケストラ全体が演奏しているかのような迫力に包まれ、圧倒されました!
ちなみに、通常のフットペダルは踏んだ時に音が鳴りますが、曲によっては踏んでいたフットペダルから足が離れた瞬間に音が鳴る設定にもしているようでした。
これによって観客の意識にタイムラグが生じ、電子楽器のエレクトーンならではの、設定の妙による芸の細やかさにも感嘆しました!
正直、最初は「エレクトーン=BGMを演奏しているだけの電子オルガン」という固定概念もあり、少し斜に構えていた部分もありました。
ですが、実際に体感してみると「フルオーケストラ再現も可能なヒューマニティ溢れる楽器」「ガチのクラシックコンサートとしてもイケる」という、人間味あふれる内容。



終演後には「これ一人で演ってるヤツやんね?」と確認したくなるくらい、繊細かつ重厚な密度を感じられる「新世界」の扉を開いた出来事でした!
【動画】神田将のクラシック演奏が凄い!ドヴォルザーク「新世界より」全楽章50分の独奏も!
▼ドヴォルザーク:交響曲第9番《新世界より》第2楽章 ラルゴ(短縮版)▼
第2部では、ドヴォルザーク作曲の交響曲第9番「新世界より」全4楽章の演奏が、ノンストップで約50分間にわたり披露されました。
神田将さんが最近特に力を入れているのが、クラシック大曲の「丸ごと再現」。
全4楽章を1台で弾き切るステージは、エレクトーンの常識を完全に超えていました!
交響曲第9番「新世界より」の作品には、随所にどこか聞き覚えのある、有名なフレーズが登場します。
特に「遠き山に日は落ちて」で知られるメロディーなど、親しみやすい旋律が巧みに散りばめられています。



「遠き山に日は落ちて」を聴くと、少年時代のキャンプファイヤーを思い出します(*´▽`*)
そこに神田さんの圧巻の演奏が加わり、複雑な交響曲を、まるで各楽器の奏者がそこにいるかのように弾き分けながら、壮大な音楽の流れを作り上げていました。
目を閉じて聴くと、本物のオーケストラの演奏のように感じられるほど。
筆者も、実は初めて全4楽章を通しで聴きましたが、約50分という長さを全く感じないほど、ドヴォルザークの音の世界に強く引き込まれました。
また、各種インタビューでも、神田さんは「リアルなオーケストラの音像の再現を目指すのではなく、作曲家が求めた色彩や情感をエレクトーンでどう表現するかを大事にしている」と語っています。
その言葉通り、「新世界より」も“音色のモノマネ”ではなく、“作品の魂をエレクトーンで語り直す”ような演奏でした。
クラシックファンの中には「やっぱり生オケでしょ」という意見もあると思いますが、エレクトーンだからこそ見える「音世界の構造」や、1人で全体を俯瞰しているからこその説得力があり、「これはこれで1つの完成形・神田将というジャンル」だと感じさせられました。



このようなシンフォニー(交響曲)を、ある程度まとまって演奏したきっかけになったのはベートーベンの「第九」だったそう。それでも、神田さんが自信をもってモノにできたのは約10年の試行錯誤の末だった、との事。
まとめ|【2025】神田将エレクトーンコンサートのレビュー!まるで1人オーケストラ!
今回の記事のポイントをまとめました。
「エレクトーン=BGMを演奏しているだけの電子オルガン」という固定概念があって、そのコンサートに少しでも抵抗がある人こそ、神田将さんのステージは一度体験してみる価値があると思いました。
「1人でここまでの表現できるのか!」という驚きと、「また生で聴きたい!」という充足感を同時にくれる、崇高な音空間を感じる事の出来た、貴重な公演でした。
これからの神田将さんの活躍や動向から、ますます目が離せませんね!
最後まで読んで頂き、ありがとうございます!
この記事が少しでもお役に立てたら幸いです!
それではまたお会いしましょう!



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